高校模擬国連大会(グローバルクラスルーム)

 再び超多忙の1週間であった。第5委員会(予算)が始まったことが大きいが、昼間は様々な会議が続き、夜書類を持ち帰る日が続く。おまけに夫が1週間、イスタンブールに出張していたので、(当然だが)子供の世話も。6年生と1年生だが、宿題の手伝い(というより監視)が大変だ。

 木曜日に、グローバルクラスルーム日本委員会が選抜した高校生たちの派遣団に会う。このグローバルクラスルームとは、高校生に模擬国連の会議を経験させるという教育プログラム。私がまだ日本にいたときにアメリカ国連協会の働きかけを受け、有志の仲間たちと立ち上げた活動で、メリルリンチ日本証券の援助を受けて毎年日本大会で優秀な成績を収めた高校生を国連での大会に派遣する。大会の運営は大学生たちが行うのだが、ますます発展して続いているのは、メリルのNさんの熱意あればこそだと感謝。単なる資金援助ではなく、書類の作り方や関係団体への働きかけなどについて、とても細かく大学生を指導してくれている。毎年5月にある国連での大会だが、今年は24カ国からの参加があったという。

 若い諸君には、いつものように、自分たちこそが世界を変える!という意気込みを持って欲しいと激励する。今回は、大震災後の日本からの派遣とあって、事務総長と会う機会もあり日本のメディアでもずい分報道してもらったらしい。そして、今回が3回目だが、日本の高校生がまたしても優秀賞を取った。1週間足らずのNY滞在だったが、彼らの人生にきっと大きなインパクトを与えたはずだ。彼らの将来の活躍に期待するとともに、遠くNYからこのプログラムの一層の発展に微力ながら貢献したい。こういうことの積み重ねが、日本と世界に貢献することを信じている。報道記事のリンクを送ってもらった。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051501000221.html
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E1E2E28A8DE3E1E2E7E0E2E3E39180E2E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201105130026.html
http://www.kyodonews.jp/feature/news04/2011/05/post-2859.html


 金曜日は日帰りでワシントンDCへ。外交問題評議会(Council on Foreign Relations: CFR)での非公式セミナーでスピーチした後、ホワイトハウス国家安全保障会議(National Security Council: NSC)と国務省での意見交換。夕方のアムトラックでNYに戻り、子供たちの待つ家に帰宅。