師走の七五三

東京に戻り、ひと月遅れで下の娘の七歳のお祝いをする。11月にNYでやっても良かったのだが、やはり日本で神社にお参りもと思ったのだ。

上の娘が7歳のときに着たブルーの着物の寸法を直してもらい、下の娘にも着付けてもらった。一生に一度のことなので奮発してホテルオークラの美容室で日本髪を結ってもらい、着付けてもらう。以前何度かお世話になったことがあるが、ここで着付けてもらうと自分できるときとは比べ物にならないほど楽で、しかも決して着くずれをしない。写真室で記念写真を撮った後、私の両親も妹も含め家族で明治神宮におまいりに行く。長い参道を皆でゆっくり歩いた。(夫は娘を見せびらかしたかったようだ。)

晴れ着を着た娘は、親の目から見ても本当に可愛く、また道行く人たちに「かわいい」といわれて本人もたいそう誇らしげであった。

人生の節目に成長を喜び感謝するという日本の伝統は大切にしたいと思う。そして、娘たちにはこういう風習の「意味」を理解して欲しいと思う。それにしても昨日生まれたばかりだと思っていた下の娘の七五三とは、母親としても感無量である。

ちなみに今日は28日。休暇に入る前に、NYの私の部局のための鏡餅は用意しておいたし、門松も準備して補佐官に預け28日に立てるように頼んできた。忘れないように、後でメールを打っておこうと思う。